野犬と狂犬病

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知多半島では野犬が繁殖しており、年間に約100頭が捕獲され、愛知県動物保護センター知多支所に連れて行かれ増す。
そのうちほぼ100パーセントがNPOにより引き出され譲渡されるという記事が、中日新聞1月14日に載っていました。

知多支所にお聞きしたところ、収容した後慣らす努力をして、首輪がつけられる犬を譲渡しているようでした。野犬は、生まれつき人に接していないため、訓練して慣らすのは大変なことと思い頭が下がります。

狂犬病についてもお聞きしました。
狂犬病予防法に従い、91日以前の子犬は注射をせず、91日以上で1ヶ月以上拘留する場合は注射をしているそうです。


そこで疑問です。
法律的には間違っていないのですが、伝染病の予防の為にワクチンを打つのですが、91日以上の犬というのは、母犬が免疫を持っている時のことで、母犬の初乳で免疫をもらえなかった子犬は生まれたときから感染する可能性があります。(ペットショップで売っている犬には1ヶ月くらいからワクチン接種をしています)
台湾では45日令の子犬が、野生のイタチアナグマに噛まれて、感染しています。

輸入検疫では入国するのに、不確定な場合は最長180日の拘留が必要となる狂犬病です。

各県の保護センターでも同様に、過去の狂犬病予防経歴がわからない犬を安易に譲渡しているのは、獣医師(行政職員以外も含めて)が日本では狂犬病の危険が無いことを自覚している証です。

狂犬病は、かまれなければ感染しません。
なぜ、狂犬病予防注射を、確実に管理されているペットにする必要があるのか不思議です。

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