動物行動学 №1
鶴岡致道大学 公開講座より
日高敏隆先生の講義 「ネコたちとの対話」におもしろい話がありました。
動物行動学とは
動物の行動の仕組み、行動の働き、行動の発達、行動の進化の四つの点に大体絞って動物の行動を見るのが動物行動学だそうです。
『群れるイヌ』と『孤独なネコ』
犬は数匹が群れになって行動し獲物を獲る動物です。
リーダーと一緒に獲物を捜して何キロも歩いたり、追いかけます。
歩くときは常にリーダーと一緒に歩きます。リーダーと歩くのが好きなのです。
だから、飼い主(リーダー)と散歩をするのが好きなのです。
一方
猫は歩き回って獲物を探すのではなく、獲物がいそうなところでじっと座って待っていて、チャンスが来たら飛び掛って捕まえます。
自分ひとりでこっそりしている動物なので、犬のように紐をつけて散歩は迷惑です。
猫の社会では、猫同士の関係は母親と子供の関係、あるいは兄弟同士の関係しかないのです。
猫は一人が好きな動物です。
猫が人になつくのは、猫が飼い主を自分の母親と思っているからだそうです。
続く・・・・
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