野良猫の駆除

ペチャ

2011年04月01日 10:36



一昨日の中日新聞、産経新聞のインターネット記事では今回の海釣り公園で獣医師が脅迫された事件では獣医師が行っていた行為を「野良猫の駆除」と報道されていました。
また、昨日の静岡新聞の記事では「公園駐車場で、野良猫の去勢などを行っていた」となっていました。
その後、産経新聞の記事でも「海浜公園「浜名湖今切パーク」で、市の職員とともに野良猫の去勢を行っていた」との記載に変更されました。

獣医師が行っていた活動は、湖西市、湖西市が募集した動物ボランティアと湖西市内の開業獣医師が参加した市民協働事業の「野良猫の不妊手術事業」での野良猫の捕獲活動です。
このような事業(TNR活動}で捕獲された猫は、参加獣医師の動物病院に移送され、飼い猫と同様に不妊手術を施されます。その数日後に、再度公園に移送され、放されます。

今回の記事のような表現「公園で野良猫の去勢を行う」では、野良猫だから、駐車場で手術を行っているかのような誤解を受けかねません。(事実、そのように理解した方もいました。)
記者さんは、警察の広報に基づいて記事を書かれたのでしょうが、この記事に関わった、警察、新聞社の方々の野良猫に対する認識がそのようなものだったのが残念でした。
また、言葉の表現の大切さ、伝えることの難しさを感じました。


写真の子猫は、昨年、海釣り公園のウッドデッキの下で撮られた写真です。
この子猫たちは、残念ながら、現在見かけることはありません。
この子猫たちの現実が、この公園での活動のスタートです。

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